令和5年度最後の日となる3月31日に、さざなみ苑が所属する潮見町会にて、子供防災フェスタが開催されました。
内容としては、地域の子供たちに対して、射的や太鼓、風船割りやベーゴマ等の昔ながらの遊びを交えながら、消防団の協力のもと放水や防災無線といった防災に有用なスキルが体験出来る催しとなっています。
さて、町会よりベーゴマのブースを任されたさざなみ苑。どうやら施設長が「鋳物の街」「キューポラのある街」出身ということからベーゴマ担当になったらしいです(汗
皆さんはベーゴマってやったことありますでしょうか?ベーゴマとは金属製の鋳物のコマを、布を張った台の上に投げて、ぶつかり合いを制する遊びです。少し前にベイブレードという玩具として近代化され、人気となっていたので、こちらは記憶にある方もいるのではないでしょうか。かくいう私も、ベーゴマは初めてで、紐の巻き方も分からない状態ではありましたが、そこは経験豊富なさざなみ苑利用者さん達がいろいろと教えてくれました。
参加した利用者さん達は、子供の頃には夢中になっていたようで、普段温和な方も、ベーゴマ床の前でコマを握ると、知らず知らずのうちに戦いの目になっているのが印象的でした。
参加した苑の利用者さんは、昼食の時間を過ぎても「あと一回!」「これで最後!」と夢中になってコマを投げ続け、幼き頃のあの日に返って楽しんでいました。
写真だけではなく、動画も撮影したのですが、大人たちの「あ゛ぁぁぁ」「うわぁ~~」とか、そんな声ばかりなので、公開は自粛させていただきます(笑)
地域の子供達も少し練習すると上手くできるようになり、まだ、ひもを巻くのは難しかったのですが、コマを回せるようになり、大人に混ざって勝負を楽しんでいました。こどもの上達は早いですねぇ。来年も来てくれたらうれしいですね!
実はこの当日を迎えるにあたり、ちょっとしたエピソードがあるのでご紹介しますね。
当日を迎えるにあたり、地域の子供に負けるわけにはいかないと、とある日曜日に職員がベーゴマを回す床(とこ)を作成して、大人のプライドをかけて練習しようとしましたが、なかなか回せず玉砕(涙)。
ならばと!
館内放送で「突然ですが、ベーゴマを回せる方を募集しています。回せる方がいらっしゃいましたら、1階エントランスにお集まりください。繰り返します~」と、突然、普段なら絶対に行わない放送をおこなったところ…
来ました! それも結構早く(笑) しかも5人!!(笑)
5人の大人… いや5人の「元こども」ですね。「なんだなんだ」とか「あぁ~」とか「うぅ~」とか言いながら、●十年ぶりのベーゴマに悪戦苦闘しています(笑)
ただ、さすがですね。子供のころ覚えたもの、やりこんだものは忘れないですね。身体が覚えています。もうみなさん手つきが「達人」。ビックリするくらいきれいに回しています。ほっとした安心感の笑み からの どや顔(笑)
たまには、こんな突発なイベントもありだな。と思う行事担当でした。
書いていたらほぼベーゴマの記事になってしまいました。ご容赦くださいませ(笑)
更生施設 さざなみ苑
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