【リスクマネジメント委員会】第2回ヒヤリハット研修を開催しました!

 おはようございます(^0^)リスクマネジメント委員会の肥後です!

 

 令和5年2月20日(月)、大田区の六郷地域力推進センターの第2集会室へ管理監督職 総勢27名(委員会含む)に集まっていただき、「第2回ヒヤリハット研修」を開催しました。講師は前回に引き続き渋谷寮のトシちゃんこと関主任(自分でそう言いました)。講義の原稿も関主任が作成しています。内容以上に、いかにギャグを盛り込むかに頭を悩ませていたように思います。模擬研修ではそのギャグが滑っていたので、本番はどうなることか委員会全員がヒヤヒヤ(まさにヒヤリハット)していましたが、本番では結構笑いが起こりビックリ!本人も調子に乗って3回くらい繰り返してました(^^;)。ヒヤリとしてGood!ハッとしてGood!

↑講師の関主任は、ギャグを欠かさない名(迷?)講師です!↑


 昨年11月7日に第1回ヒヤリハット研修を開催しましたが、この時は「ヒヤリハットはなぜ必要か」をテーマに、ヒヤリハットを運用する上でまずはじめに重要となる「①気づき」について、ヒヤリハットは罪ではない、失敗に対する反省文ではないということを講義で学び、ハインリッヒの法則(左図)を見てもわかるとおり、ヒヤリハットをたくさん提出してもらうことが、重大な事故を防ぐために重要なのだということを、グループワークを通して共有しました。その内容が、現場の皆さんにはきちんと届いていますか??

 


 第2回となる今回の研修は、「ヒヤリハットの運用サイクル(左図)」の②報告③共有④対応について、ヒヤリハットの内容を「いかに正確に伝えらえるか」、それには「どういった項目が必要か」を講義とグループワークで話し合いました。

 

 グループワークではヒヤリハットの例題写真を見て、何を報告するか話し合いながら項目を出してもらいました。グループ分けは、既にヒヤリハットを実施しているグループが3つ、まだヒヤリハットを運用していないグループが2つ。まだ運用していないグループはなかなか項目を出すのは難しいかな?と思いきや、既に運用しているグループよりスムーズに項目が上がっていたのが印象的でした。これは、ヒヤリハットに対する固定観念がないからかもしれませんね。


↓↓グループワークの風景☆盛り上がってます!!↓↓

 さて、どんな項目が上がったかというと・・・

 右図をご覧ください。大きくは各グループ共通ですが、グループごとに違った視点もあって、興味深く、これこそグループワークの醍醐味ですよね(^^)皆さんから出た意見をもとに、リスクマネジメント委員会では法人として必須とする共通項目を考え、各事業所へフィードバックしたいと考えています。

 

 講義の中で、「ヒヤリハットが個人攻撃のネタになってはならない」、「報告書に"ヒヤリハット"を起こした個人名は書かない」と説明をしましたが、研修の最後に事務局長から「"個人名を書かない"ということは、"ヒヤリハットは罪"という考えから抜け出していないからではないか」という指摘を頂きました。これには研修を開催したリスクマネジメント委員会のメンバーも(゚Д゚)ハッ!とさせられました。翌日の反省会で、そこをどう考えるべきか話し合いました。なかなか考えがまとまらず頭を抱えていたところ、大森東老人いこいの家 三枝館長がボソッと「ヒヤリハットを起こした人って、気づきをくれた人ですよね」と言いました。…(゚Д゚)ハッ!!"目から鱗"とはこういうことを言うんですね。そうなんです!問題を起こした人ではなく、今後の事故を防ぐための"気づきをくれた人"なんです!この言葉をきっかけに、"個人名を書かない(隠す)"ではなく、"気づきをくれた人(感謝)"だということを法人内で浸透させるべく、項目を決めていこうと委員会メンバーで誓い合ったのでした!

↑各グループから上がった項目(A~Cは既にヒヤリハット運用、DEは未運用)↑


 ヒヤリハットは管理監督職だけで行うのではありません。今回管理監督職が集まって研修を行ったのは、現場で頑張ってくれている皆さんが事故に遭わない合わないよう、各事業所にヒヤリハットの重要性をしっかり浸透させるためなのです。管理監督職の皆さんは、研修で共有したことを現場の皆さんにしっかり伝えて、現場の皆さんに一つでも多くヒヤリハットに気づいて、ヒヤリハットを上げていただけるよう努めてくださいね!

 

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 最後に、法人全体で集まってのグループワークは、同じ法人で共に働く職員として一体感を得ることが出来ると感じました。現場の皆さんにも、一体感を感じてほしく、楽しくグループワークを行える機会を作りたいと思っています。その時は是非、"自分たち(皆さん)が楽しめる"ことを意識して企画したいと思いますので、ご協力よろしくお願いします!

  

<リスクマネジメント委員会>

養護老人ホーム千寿苑 坂本施設長、鈴木主任、本部事務局 田中職員、大森東いこいの家 三枝館長

自立支援センター渋谷寮 関主任、自立支援センター荒川寮 川田主任、肥後

☆★☆おまけ 緊張しながらの模擬研修風景(^^)★☆★

←模擬研修には、春風寮の満生所長にもご参加頂きました。有難うございました!


社会福祉法人 有隣協会 

 

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