【リスクマネジメント委員会】研修開催「ヒヤリハットはなぜ必要なのか!」

 リスクマネジメント委員の肥後です。11月7日(月)、川崎市産業振興会館の会議室をお借りして、リスクマネジメント委員会主催の「ヒヤリハット研修」を開催しました。「ヒヤリハットとは何か」、「ヒヤリハットはなぜ必要なのか」をテーマに、講義とグループワークを実施。各事業所から、事業所長が選定した管理監督職の皆さんにご参加頂きました。

 講義は、講師の渋谷寮 関主任が「リスクマネジメントとは何か」から始まり、「ヒヤリハットとは何か」、またヒヤリハットの目的や、労働災害の発生比率「ハインリッヒの法則」などをわかりやすく説明。

 

 「ヒヤリハットはミスや失敗の報告ではなく、重大な事故を未然に防ぐ取り組みであるため、多く職員の皆さんから出してもらうことが大事」であることを、参加者へ強く訴えました。


 有隣協会では多数の事業所がありますが、実はヒヤリハットを実施しているのはその半数Σ(゚Д゚)。今後は有隣協会全体でヒヤリハットを実施し、リスクを共有していくために、グループワークで実際に「ヒヤリハットを探す」体験をして頂きました。

 

↓これらの写真から、グループごとにヒヤリハットを探して発表して頂きました↓

↓グループワークは大盛り上がり!↓


「ここの部分、危ないんじゃない?」

「これ、危険ですよね」

「いや、それは違うでしょ」

 

 など、予想以上に皆さん盛り上がって探してくれました。

 

 そんな中で、このグループワークで皆さんにお伝えしたかったのは、「否定しない」ということ。先程の「いや、それは違うでしょ」はNG!ヒヤリハットは"気づき"であり、危険!と感じた人がいればそれはヒヤリハットなのです。また否定してしまうと、否定された職員は"また否定されるかも"と、気づいても言わなくなってしまいます。グループワークで、些細なことでもヒヤリハットだと思う感覚を身に着けること、出されたヒヤリハットを否定しないことを皆さんに知っていただきました。


 研修後、ご参加頂いた皆さんから、

「自分の目線だけでは気づかないことをグループのメンバーと話し合うことができ、勉強になった。」

「ヒヤリハットを職員が出すことが少ない。この研修をきっかけに、我々管理監督職の人間が、どう働きかけていくか考えるきっかけとなった。」

「毎日見ている見慣れた景色で気づかなかったことを、グループワークを通じて気づかせてもらえた。ヒヤリハットは気づきということを事業所に持ち帰り、落とし込んでいきたい。」

といった感想を頂きました(*^^*)リスクマネジメント委員会で伝えたかったことをちゃんと伝えることが出来たようです。ご参加頂き、ありがとうございました!

 

 ヒヤリハットを運営するサイクルは、①きづき、②報告、③共有、④対応だと考えています。今回の研修では①と②を実施しました。次回は今年度中に、③と④、またヒヤリハット報告書のフォーマットなどを考える研修を開催したいと考えております。どうぞお楽しみに!

 

リスクマネジメント委員会一同

 

    お ま け    

↓どういう研修にするか打ち合わせ中↓

まだ半袖の頃から考えてました。

↓研修リハーサル中↓

模擬研修も2回実施しました。

↓タイムスケジュール↓

実際には当日、様子を見ながら柔軟に対応。

 リスクマネジメント委員会は、今回が初めての研修開催ということもあり、時間をかけて準備を行いました。講師を務めてくれた渋谷寮 関主任は、数か月前から講義の台本を作成し、その頑張りに他のみんなも引っ張られたと思います。お疲れ様でした。

 

 また、グループワークの材料となる写真を撮るために、東糀谷いこいの家、千寿苑、荒川寮を車で回りました。荒川寮 川田主任をはじめ、事務局 田中職員、関主任、三枝館長、お疲れ様でした。不審者役の本部事務局 田中職員は、あまり不審者感に見えませんでしたね(^^;)

 

 当日の準備も皆さんテキパキ。いこいの家 三枝館長、千寿苑 鈴木主任は受付で参加者へ丁寧な案内をしてくれました。鈴木主任はタイムキーパーとしても司会者へ「あと2分です…」など耳打ちするなど、テレビ局のADのようでしたね。お疲れ様でした。

 

 そして何より、元締めの坂本施設長が後ろで目を光らせていたので、緊張感を持って遂行することが出来ました。次回の研修も頑張りたいと思います!

↑皆さんがグループワーク中に

委員会メンバーで記念撮影(遊んでるわけではありません)↓


社会福祉法人 有隣協会 

 

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