大田区大森西地区民生委員児童委員協議会にて行われる研修会講師のご依頼をいただき、大月施設長、塚本主任、小野山で出席してきました。
会場は大田区大森西にある、大田区区民活動支援施設「こらぼ大森」
平成16年4月にオープンした大田区で初めての「連携と協働」を基本にした新しい仕組みの区民活動支援施設で、平成14年3月に大田区で初めての統廃合校として、大田区立大森第六小学校が閉校し、その校舎の跡地を利用し開館したものです。1階には大森西特別出張所や地域包括支援センター、また2階~4階には子ども交流センター、シルバー人材センター、区民利用施設等々、まさに世代を超えた交流拠点となっています。
令和7年7月22日(火)、こらぼ大森1階 大森西特別出張所会議室で、民生委員44名の方がご出席される協議会、その会議の後半にお時間をいただき、研修会「私たちの支援からみえる生活困窮者像 ~有隣協会の支援とこれからの支援について~」の開始です。


講義に先立ち、大月施設長からのご挨拶

本編は塚本講師(主任)による講義

講義は以下4つのパートに分かれ、写真や数字を交え浜川荘を具体的に理解していただき、生活困窮者支援とそこに寄り添って来た有隣協会の取り組みについて説明されました。
1.更生施設浜川荘の概要
2.更生施設浜川荘を含めた生活 困窮者支援における利用者層について
3.有隣協会の支援について
4.これからの支援について
後半は、「脳神経科学」「認知心理学」「行動遺伝学」といった分野の知見もお借りし、より分かりやすくかつ多少マニアックな部分も盛り込まれ講義は進みました。

塚本講師の講義にも熱が入ります!
お聞きしたところ、全体の1/3の方が以前浜川荘の施設見学にいらしたことのある方、
残り2/3の方は更生施設の説明を聞くのが初めての方ということになります。初めての方は塚本講師の講義を新鮮に感じていただけたのではないでしょうか。
約1時間の講義は無事終了、最後は盛大な拍手でした。

我々としては皆様の反応が気になるところでしたが、講義終了後の質疑応答では
・入所はどのようなプロセスで入って来るのか?
・どんな方が入所されているのか?
・本人が希望すれば入れるのか?
・精神疾患でも病識の無い人はいるか?
・利用者が浜川荘を退所した後はどのような生活になるのか?
・高齢者も入所できるのか?
・全国に更生施設はどの位の数があるのか?
といった多くの質問が寄せられ、「もっと多くの更生施設が必要」「職員のみなさんのご苦労が分かりました」といったご感想もいただきました。
更生施設に限らず福祉施設は地域の方々のご理解があってこそのもの。今回の講師派遣、大変意義あるものになったのではないでしょうか。
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