こんにちは。春風寮の吉田です。
先日、食品衛生責任者の養成講習を受けてまいりました。
今回の『食品衛生学』の講義の中で食中毒予防についてのお話もあったのですが、「私だけの学びにするのは勿体ない!!」
と言う訳で、せっかくですので皆さんにも学びをシェアさせていただきます。
食中毒発生のメカニズム
食中毒は、食べ物についた細菌が増殖したり、人の腸管内でウイルスが増殖したりすることによって引き起こされます。
なんらかのタイミングで細菌やウイルスが食材に付着し、その食材を体内に取り入れてしまうことによって下痢や嘔吐などの症状を発症します。
細菌やウイルスを食材に付着させないことや、細菌やウイルスが付着した食材を食べないことによって、食中毒を予防することができます。
食中毒予防の基本原則
食中毒予防には、基本的な原則があります。
病原菌を 「つけない」 「増やさない」 「やっつける」
・食中毒の病原菌を「つけない」
手指や調理器具の清潔保持に努め、食品の取り扱いを衛生的に行なうことが重要です。
・食中毒の病原菌を「増やさない」
菌が増殖しないうちに迅速に提供するか、菌が増殖しない温度に冷却することによ って食中毒の発生を抑えることができます。
・食中毒の病原菌を「やっつける」
食材をしっかりと過熱することによって、殺菌することができます。
病原菌を、
『つけない‼』『増やさない‼』『やっつける‼』
今回のブログでは、食中毒予防の基本原則についてご紹介しました。ご理解いただけましたでしょうか?
食中毒に気をつけて、美味しく、楽しく、安全に、食事を摂りたいものですね。
暑くてジメジメした夏の時季より、意外にも冬の方が多く食中毒が発生しているそうです。まずは手洗い消毒を徹底し、食中毒予防に努めていきましょう。
有隣協会では、法人内の他事業所の栄養士や看護師などと情報共有を図り、全職員が一丸となって、これからもより安全な食品衛生管理に努めていきます。
社会福祉法人 有隣協会
日常生活支援住居施設 春風寮
生活支援提供責任者 吉田涼