2021年11月12日の金曜日、東京ビッグサイト東展示ホールにて開催されていた『国際福祉機器展(主催:全国社会福祉協議会、保健福祉広報協会)』に行ってきました。
今回は2年ぶりの実展示会で、170社5000点を超える福祉機器が一堂に集まり、メチャメチャにぎわってました。
春風寮として、「福祉機器の最新情報に触れることで、今後の施設内の高齢化及び要介護者対応に向けて支援体制の再構築」を視野に入れるとともに、「防災」、「運動」、「健康管理支援」に注力した支援ができるよう、会場を隈から隅まで歩き回りました!
なお、今回、同じ有隣協会の居宅介護支援事業所「ゆうりん仲六郷」の薄所長に同行してもらい、出店会社の営業マン並みの商品説明を受けました~。
同行のゆうりん仲六郷の薄所長。まぶしいのではなく、気恥ずかしいのです。
福祉用具専門相談員でもある薄所長から、一見同じような製品でも会社ごとの違い、特徴などを詳しく解説してもらったので、たいへん有意義な時間となりました。しかもただ解説をするだけでなく、「このレバーは何のためだと思う?」や「あの部分に角度がついているのはなぜだと思う?」等々、常に厳しい問いかけと的確な解説が同時に行われるので、気が抜けないとともに、自分自身で構造と製品意図を考える『研修』としての機会でもありました。感謝多謝!
そんななか、やはり目についた用具は、2024年度BCP策定完全義務化に対応する「防災セット」や、健康維持や介護予防のための「運動機器」のほか、一人での入浴が難しいときにも対応できる「温浴シャワーベンチ」などでした。
背もたれや椅子のクッションにも使える
防災ヘルメット!!
タイマー機能付きで、飲み忘れを防ぐ
服薬カレンダー
シャワーアームから広範囲にシャワーが
当たるので、全身が温まります!
春風寮は、1階に都市型軽費老人ホームがあるほか、訪問診療や介護、看護、入浴、リハビリなど、多職種連携を図っている施設です。
ケアマネジャーとの関りも密接なので、生活保護的な視点ではなく、介護サービスの考え方も今まで以上に取り入れるためにも、今回の福祉機器展の参加はたいへん有意義な機会になりました。
引き続き、有隣協会の強みである地域密着型の福祉事業を進めるため、最新情報に触れながら、多職種連携しながら、今回の学びを「日々の業務に活かしていこう」と気持ちを新たにいたしました!!
社会福祉法人 有隣協会
日常生活支援住居施設 春風寮
支援員 内藤 裕滋